桃太郎

2008年6月27日 18:36

~むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがおりました。
おじいさんは山へ”しばかり”におばあさんは川へ”洗濯”に行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流から大きな桃が
どんぶらこ・どんぶらこと流れてきました。~

 

誰もが一度は聞いたことのある、この語りだしの「桃太郎」。
おじいさんは、なんで山の「芝刈り」をするの?と疑問に思ったことがありませんか?
これは「芝(芝生)刈り」ではなく「柴(雑木の小枝)刈り」。
おじいさんは家で使う薪を拾いに行っていたのです。

 

~おあばさんは桃を家に持ち帰り、割ってみると中から元気な男の子が生まれました。~

 

さてこのお話、なぜ「りんご」でも「みかん」でもなく「桃」なのでしょうか?
桃源郷という言葉があるように、桃は古来中国では仙人の食べる仙果とされていました。
それが日本にも伝わり邪鬼や病魔を退治する神聖な果物として伝えられているのです。
その為、神聖で勇敢な”邪鬼=鬼”を退治する男の子のお話とするために「桃」から生まれる
とされたようです。
ちなみに、京都にある下賀茂神社の大炊殿の屋根にも魔除けのために桃が描かれています。
これは、他の神社にも見られるそうなので探してみてくださいね。

 

~大きくなった桃太郎は、村人を困らせている鬼ヶ島の鬼退治に出かけます。
道中で猿・きじ・犬と出会い、腰に着けていた吉備団子をあげて家来を得ました。~

 

この、猿・きじ(鳥)・犬が家来になったことにも意味があります。
この動物の並び、どこかで聞いたことがありませんか? そう!十二支の並びなのです。
以前「節分」のお話の時にも出てきましたが、鬼は丑寅の鬼門の方角から来るとされています。
そこで、その対角線上にいる猿・きじ(”鳥”ではなく”きじ”なのは、おそらくきじが日本の国鳥だからであろうと思われます。)・犬が選ばれし勇者となるわけです。
中でも”きじ”は一説によると、なんとティラノサウルスの10倍の強さの筋肉を持っているそうです。それでは鬼もイチコロですね。

 

 

~最初はバカにしていた鬼たちも、桃太郎たちのあまりの強さに降参し、
「もう悪さはしません。お宝はすべて差し上げますので、どうか許してください。」と
泣いて頼みました。
桃太郎は、鬼たちを許してあげ、山ほどのお宝を持っておじいさんとおばあさんの所に帰り、3人で幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし~

 

悪者とはいえ、泣いて許しを請う鬼を殺してしまうのではなく許してあげる桃太郎のような心の広さを持ちましょう。
そうすれば、あなたもきっと”幸せ”というお宝が手に入るはず…?!